芽衣の恋愛論



「そういえばサトルが先週芽衣に会ったって言ってたけど。2人で出かけたの?」


由宇君がテーブルの上のファッション誌のページをめくりながら言った。



「ああ、そういえば会ったな。」




そんなことすっかり忘れてたあたしはサトル君に会ったときのことをゆっくり思い出していた。




「たまたま会ったの、道端で。それであたしが由美ちゃんち行く時で、途中まで方向が一緒だったからちょっと歩いただけだよ。」




「あ。」



あたしはハッと気づいた。将吾君が言ってた背の高いイケメンはサトル君のことかもしれない。


「なんだよ、急に大きい声出して。」



由宇君がページをめくる手を止めてあたしを見ていた。


あたしは将吾君の話を説明した。



由宇君は

「ほら、やっぱり芽衣のこと狙ってるよ。」


とだけ言っていた。



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