芽衣の恋愛論
ハンドルを抱え込むようにしているサトル君
「急に仕事で来れないってさ。バイトが休んじゃって。」
「行きたがってたの由宇君なのに。可哀想。」
「そうだよね。俺が代わるって言ったんだけど、変に責任感が強いからさ。譲らなくて。」
「ふぅん、そうなんだ。」
ちょっとテンションが下がる。
いけないとすぐ気を取り直す。
「いつでも行けるからいいね。」
明るく言った。
サトル君はテンション低い。
それはいつものことだけど、あたしが無理して明るく言うと空回りしてるように感じる。
「で。どうする?映画観る?」