三角形(仮)
カフェ近くに到着した。
彼女に電話をかける。
―『もしもーし。着いた?』
『おお。でも車で来たから、店の中入れねぇ』
―『わかった。近くにいる?』
『うん』
―『じゃ今から向かうねー』
『おう』
ブチっ
待つこと数分。
コンコンっ
車の窓ガラスを叩く音に、正面を向いてた顔を横に向ける。
久しぶりに見た――…ココ?
車の窓を下ろす
「すぐぅ、久しぶり。」
…。
「……へ?」
俺は思わず素っ頓狂な声が出てしまう。
それもその筈。
2ヶ月以上ぶりに会った彼女は丸っきし別人だった。
綺麗な黒髪は金髪に近い明るさ、
化粧も濃くなって、
服装も、谷間が強調された黒のキャミにデニムのショーパンだ。
「驚き過ぎ!乗っていい?」
「…お、おう」
「「失礼しま〜す」」
右側助手席に彼女、後ろに友人2人。
友人は変化した彼女と似たような雰囲気――ギャルだ。
「ココ、彼氏マジでカッコイイね」
と友人Aが言う。
「ほんと〜。しかも外車だし。あたし初めて乗った〜」
と友人Bが言えば、
「そうかな〜」
と照れた様子の彼女。
俺の頭は何が何だかわからない状況。
だが平常心を装い、取り敢えず車を発車させる。
「何処行く?」
横に居る彼女に尋ねる。
「買い物行こ!まずは原宿ね〜」
。