三角形(仮)



トイレにいると、啓吾が入って来る。


「お前さっそく惚れさせてんなよなー。俺真帆ちゃん狙いだったのに」


用を足し終え、手を洗っている俺の脚を蹴る。


「知らねーし。お前がチャラそうだからダメなんだよ」

「リアちゃんもすぐるばっか見てるし。これじゃお前の為の合コンじゃん」

「おう、だって俺の為の合コンだもん」

「…ま、そうなんだけど。早苗先輩とかもお前がココちゃんと別れた事言ったら早速遊ぼうとか言いだすし。…こんなんだったら、お前ら別れないで欲しかったし」


「……‥。早苗先輩とか懐かしいな。…あれ、でも塚本先輩と付き合ってるんじゃねーの?」

「付き合ってんだけど、お前と付き合えるんだったら別れるとか言ってた。元々すぐるにフられて落ち込んでたところを、塚本先輩に告られて付き合ったしな。」

「そいや、そーだったかも。2回くらいフッた記憶あるわ」

「いや、3回だって言ってたぞ」

「マジか・・」











先にトイレを出た俺は個室に戻らず、コンビニに煙草を買いに行く。
近くに自販機があったが、タスポもないしで、わざわざコンビニへ行って時間を潰す。





今日はただ楽しく飲めれば良いと思っていたが、このままじゃ今後も関係が続きそうだ。
後々面倒になるのは御免だ。






雑誌を物色した後、煙草を買い、外で一服する。



ふぅー

白煙を出していると、

「こんな所にいたんだね」

話しかけられる。


振り向くとリアがいた。




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