会いに来たひまわり《短編》

遥斗はズルいね…


わたしのことちゃんとわかってるんだね。


「ぅぅ…ヒクッ…。」


はりつめていた糸が切れて我慢していた涙が一気に溢れ出した。



さっきもあんなに泣いたのにどうしてたくさん涙が出るんだろ?



「この…ハ、ンカチグズッ」


わたしのために買ってくれたの?わたしの好きなひまわりが刺繍されたハンカチ…



自分が涙を拭ってあげれないからって…ハンカチをくれるなんて遥斗らしいよ。



そのハンカチで涙を拭くと遥斗が、わたしの涙を拭ってくれてる感じがしたんだ。




「あグズッ…りがと…グズッはると…」




< 13 / 21 >

この作品をシェア

pagetop