恋愛模様


女は俺の隣に腰を下ろすとベタベタと体を触ってくる





本当にウザい





俺は再び深いため息をついて体を起こした


『悪いけど……興味ないから』


俺はそう言って中庭を後にした




別に女に興味無い訳じゃない


俺だって健全な男子な訳だから欲情したりする


ただ……好きな女以外には欲情しないだけ




俺はポケットから苺のアメを取り出して口に入れた




好きな女………




浮かんできた女に俺は茶髪の髪をくしゃっと持ち上げた


いい加減……忘れなきゃな……


俺はその後放課後までを適当に終わらせた










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