妖魔05~正道~
「まだ話し合いも終わってねえのに、次から次へと問題ばかり起こしやがって」

俺は、構える。

他人をなんとも思わない奴等が、どれだけいるというのか。

しかし、不思議な事に、妖魔として部分を見せている。

抑えるための物を街に設置したんじゃないのか。

ちゃんと作動していないのか。

「龍姫をペットだと?なめるんじゃねえ!お前は、龍姫に触れる事すら叶わねえんだよ、ボケ!」

相手が何の能力の持ち主か、透視する。

『相殺』か。

それは、厄介だ。

何故ならば、攻撃が無効という事になる。

紅玉の刀の攻撃だけでは、勝ち目がない。

長期戦に持ち込めばいいのだろうが、魔力が豊富だ。

『来てる!』

「ち!」

空中に飛んだ妖魔は何かを飛ばしてくる。

「なんだあ?」

飛んできたのは直径一メートルぐらいはある手裏剣だ。

手裏剣は鎖につながれている。

「忍者かよ!」

どこに忍ばせていたというのか。

俺はバック転をしながら、回避する。

「ふう」

中距離も可能で、能力が『相殺』。

「面倒くせえ野郎だなあ」

『ここで死んだら、七代先まで祟るわよ』

「そりゃ、御免だな」

どうにかしないとな。

しかし、ジャスミンと二人で闘うのは、初めてなんだよな。

ロベリアは家の中だしな。

ジャスミン単体の、能力は何だ。
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