妖魔05~正道~
「あなたが教師の資格を持っているとの噂を聞きましてね」
「私の周囲に不幸を招いておいて、何を言ってるの?」
「不幸を一つ乗り越えれば、更なる不幸がまた一つ。死地が山ほど襲ってくる状況は口から手が出るくらいですよ」
「その言葉、覚えておく事ね」
「飛鳥さんに促されると、是非とも覚えておかなければならなくなりましたね。では、よろしくお願いします。あなたならば、生徒の心をつかむ事も間違いないでしょう」
「あんたには絶対復讐してやる!不幸を招いてやる!」
「それは期待したくなるじゃないですか」
飛鳥さんが無言で去り、私達は廃墟へと向います。
彼女が教師をやってくれるかどうかは解りませんが、任せておきましょう。
電車に乗り、船に乗り、私達は流れるように島に辿り着きます。
「相変わらず健在で嬉しい限りですよ」
大きな壁が目の前に聳え立っています。
「パパ、なんか肌寒い」
過去の記憶から、体にも影響が出ているのかもしれません。
「おや、そういう時はこれを」
冷蔵庫から持ち出した予備のお汁粉DX・NEOです。
私から受け取ると水筒の蓋を開けて飲みます。
「妙な温かさがあるのがええなあ」
「ええ、私の懐で温めておきましたからね」
摩耶さんが喜んでくれて何よりですね。
扉を開けると、懐かしき人がいます。
「赤城か」
「お久しぶりですね。あなたの顔を見れた喜びが止まらないですよ」
「お前は何度戻ってくるんだ?」
「私の周囲に不幸を招いておいて、何を言ってるの?」
「不幸を一つ乗り越えれば、更なる不幸がまた一つ。死地が山ほど襲ってくる状況は口から手が出るくらいですよ」
「その言葉、覚えておく事ね」
「飛鳥さんに促されると、是非とも覚えておかなければならなくなりましたね。では、よろしくお願いします。あなたならば、生徒の心をつかむ事も間違いないでしょう」
「あんたには絶対復讐してやる!不幸を招いてやる!」
「それは期待したくなるじゃないですか」
飛鳥さんが無言で去り、私達は廃墟へと向います。
彼女が教師をやってくれるかどうかは解りませんが、任せておきましょう。
電車に乗り、船に乗り、私達は流れるように島に辿り着きます。
「相変わらず健在で嬉しい限りですよ」
大きな壁が目の前に聳え立っています。
「パパ、なんか肌寒い」
過去の記憶から、体にも影響が出ているのかもしれません。
「おや、そういう時はこれを」
冷蔵庫から持ち出した予備のお汁粉DX・NEOです。
私から受け取ると水筒の蓋を開けて飲みます。
「妙な温かさがあるのがええなあ」
「ええ、私の懐で温めておきましたからね」
摩耶さんが喜んでくれて何よりですね。
扉を開けると、懐かしき人がいます。
「赤城か」
「お久しぶりですね。あなたの顔を見れた喜びが止まらないですよ」
「お前は何度戻ってくるんだ?」