★ブルーの彼方★
開店の二十分前にいつものように、バイト先に着くと、通用口の前に昨日のさえない男の子が立ってた。
「おはよ」
そう、爽やかな笑顔で彼は言った。
昨日の帰りに見た時よりも、太陽の光のせいか、余計に彼の髪の毛はもっさりとしてた。
「オッ、オハヨッ」
ぎこちなく、不自然に私は言った。
「帰り……待ってるから」
彼のボソッと低い声が響いた。
ハッ?
その言葉に私は驚いた。
いやいや、待ってなくていいから……
と口にしようとしたその時、江利が目の前をさえぎるように通り過ぎた。