★ブルーの彼方★
出会い☆そして別れ★





 私はバイト先へとチャリで向かった。




熱風とジリジリとした日の光に照らされ、働く前から汗だくになりぐったりとしてくる。




三カ月前くらいから、近所の化粧品も扱っているドラッグストアで週四、五日働いてる。




高校へ入ってすぐに、ここで働くようになった。



メイクをするのが好きだったから。




幼い頃から、母の鏡台にある化粧品を勝ってに使って怒られ続けてた。




何度か、バカ殿みたいな顔になったりしてた。




今思うと、笑えるくらいに。




そうやって失敗しては、本やテレビなどで研究を重ね、だんだんと上達していった。




今では友人にも母にも、特別な日にはメイクをしてあげるようになった。
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