神風

部員が泣いていた。


あたしと彰はケロッとしている。


「由那、ありがとう。」


飛鳥が言う。


二人とも涙声。


「でもまだこれからなんでしょ?」


二カッと笑って言う飛鳥。


何とか県大会へ駒を進めた。


「彰、どうしたの?」


「いや、何でもない。」
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