神風
あたしのタイムは少しずつだけど確実に戻っていった。
まだ進級もしてないのに来年の入学が決まった子が練習に来ていた。
「部長の村上です。」
と挨拶をして部室の説明をした。
なんか部長っぽいことしてる。
「村上っ!」
顧問があたしを呼んだ。
あたしなんかやらかしたのかな?
「はい。何でしょうか?」
「今年の確実に入る人数は?」
「女子は3人、男子は5人です。」
「リレーどうする?」
「出ますっ!」