神風

「さすが由那。」


ライが言った。


「次も頑張って。」


彼は自分のアップに行った。


ちょこちょことついてくるのは智。


「100と200が1本ずつ。がんばって。」


「来年はアンタもやるんだよ?」


「由那が教えてくれたらね。」


彼と一緒に歩き出す。


スタンドに戻る時間。


このあとすぐに男子が始まるから。


「今日もついてくるの?」


「もちろん。だって勉強になるもん。」


かわいいやつ。
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