神風

「彰、時間。」


気付けばスタンバイの時間だった。


彼からは緊張が感じられなかった。


慣れてるのかな。


「ここの緊張感って何度来ても変わんねーんだ。」


全然感じなかったのに緊張してるみたい。


ライはすごくわかりやすかったけど、彼は分かりにくい。


「大丈夫。あたしは勝たなきゃ飛鳥に絶交するって言われたから頑張ったよ。彰とも約束しとく?条件は…」
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