優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
「なんかあったのか?」


「えっ?それは大雅でしょ?何があったの?」


「はぁ?俺?」






大雅はあたしを離して顔を覗き込んできた。



意味がわからないとでも言いたそうに。






「とりあえず、中入るか?俺寒くて死にそうだしな」


「あ、うん」






久しぶりに帰ってきた気がする。


大雅は服をきてソファーに座った。







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