優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
あたしは自分の部屋だったところへ行った。


全てそのままにしてあった。



大雅はあたしの後ろからついてきたと思ったら部屋に入るなり抱きしめてきた。






「…………大雅?」


「指輪…外してねぇんだな」


「えっ?」


「なんで外さねぇんだ?」






外そうなんて考えたこともなかった。


これは大雅との思い出の大切なものだから。




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