優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
守ってやりたいとか…。


大切だとか…。


失いたくないとか…。



雪穂の事をそんな風に思えた。






俺は空港から車を走らせ家へ帰った。



雪穂のいねぇ部屋にひとり。


自分の分だけの料理。


お風呂もひとり。




結構、寂しいもんだな。




今日旅立ったばっかなのに…。






雪穂…早く帰ってきてくれ……。







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