転校生は王子様!?

恋始まり

side蓮
「はぁ・・・」
俺は朝からため息をついた。
「何でため息ついてんの～??」
奏太が相変わらずでかい声で聞いてきた。
「朝からうるせーな。お前に理由を言う必要ねぇだろ。」
「え～蓮くんひど～いおしえてよお？？」
「キモッぜってえ教えねえ！」
「幼稚園からの親友だろ！」
「あ～分かったよ！あいつがまだ来てねんだよ」
「誰だよあいつって？？」
「桜井だよ。俺の隣の。」
「あのこかぁ!!あのこが来ないから何?」
「いや･･･別に」
「まさか好きなの!?」
奏太が言った。
「声がでけぇよ！しかもんなわけねえだろ。」
「蓮に限ってそんなことはありえねえな！！こんな遊び人！」
「お前もだろ。」
「俺は運命の人見つけたから!!」
「ついに頭狂ったな。」
「失礼だなお前は！」
「お前マジかよ!?」
「あぁ俺の隣の席の亜里沙ちゃん」
奏太は顔を真っ赤にしていった。