才能に目覚めた少年
「殺される…。どうして」


「世界を滅ぼす可能性のある人を生かすと思う」


「つまり、僕は戦いが始まったら殺されないように四六時中逃げろということ」


「そうしたほうが、あなたが生き残ることと世界が平和になるときの可能性が一番大きいの」



「…」






「お願い、私と一緒に逃げよ」








「ナナミ、それって…」







「ミコト君に出会えて本当によかった。
高校に入って楽しい思い出が作れた。
全部ミコト君のおかげ…。
私にとって大切な人なの…」









「ナナミ、それは僕もだよ。
記憶をなくしても、成長してもナナミを忘れなかった。
僕はナナミが好きだ」









「私も…」








世界がどうなろうと関係ない。







僕はナナミと戦いから逃げると誓った。
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