傷跡
でも……
やっと何も聞こえなくなり、静かになった雰囲気を感じて後ろを見ると…
自称ヒーローのその男は…
予想外にまだあたしのすぐ後ろをついてきていた。
『なっ、一体なんなの?!うざいんだけど!』
『いや…別に』
『だったらついて来ないでよ!』
『いや…だから…俺はヒーローだって言っただろ?困ってる人間はほっておけないんだよ』
その男はそう言うと、あたしを見つめてニッと笑った。
なにこいつ……
第一印象はちゃめちゃじゃん。
でも…ちょっと面白いかも。