傷跡
あたし達は、付き合ってもうすぐ三年半が経つけど、なんかやっと…
やっと…光輝とちゃんと向き合えたような気がした。
まだ始まっていなかったんだ。
遠回りして。
やっとスタート地点に辿り着いたんだよね。
終わりよければ全てよしってわけでもないけど、でも結局はそういうことなんだろうなぁと光輝の寝顔を見ながらボーッと考えていた。
そして、寝ているた光輝を起こさないようにベッドからおりて部屋を出ると、あたしは置き手紙を置いてそっと家から出て行った。
(真美の家に荷物を取りに行ってきます。いろいろ真美にはお世話になったし今日は真美にお礼言ったり、ちゃんと話してまた明日帰ってくるね。)
あの日家を飛び出してから…
結局ずっと真美の家で居候させてもらってた。
だから真美には…
早くちゃんと話をして。
感謝の思いを伝えたかったんだ。