おい、早く起きろ【花集】
待ちぼうけ


8月も終わりに近づいてきたが、熱気と蒸し暑さはいまだ健在。とどまることを知らない。



僕は不似合いながらも浴衣を着て、景子と待ち合わせ場所である、交差点の前のコンビニで時間を潰していた。



腕の時計を見ると、午後の5時半を指している。



待ち合わせは6時。



少し早く着きすぎてしまった。



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