手紙〜高校受験〜
8月11日、夜10時。

「別れよう」


シンからのメールだった。




もう別れたい。
もう疲れた。
もうどうでもいい。
もうさよならしたい。
もう考えられない。



最近はシンのことをこんな風に思っていたのに…
ちょっと悲しい気持ちになった。



フラれるってこんなことか…。



「うん。これからも友達でいてくれますか?」


どう別れればいいか…わからない。


自分で送信ボタンを押すのが怖いから、送信予約をした。




はじめての彼氏
竹谷心一。シン。
辛かったあたしを支えてくれてありがとう。
今思えばあの時あたしたちが付き合ったのも、あたしが飛駆のことを好きだったからなのかもね。
飛駆のこと好きじゃなければ、あんなに悩まなかった。
あたしが悩んでたから、シンが支えてくれた。
そこにあたしは惹かれた。
今までホントにありがとう。
これからも飛駆の親友でいてください。




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