虚空の水面 【詩…のようなもの】
愚かである

表面しか見ていない

たやすい結果を求める

それに意味などありはしない

数は時に力であるが

真理からは程遠い

求める場所を間違えている

だから愚かだと思える

答えは知っている

けれど頭が邪魔をしている

だから考える

さほど良くない頭で考える

賞賛が欲しいのか?

衆目を集めたいのか?

ただ人気が欲しいのか?

愚か者

賞賛などすぐに批判に変わる

衆目など一時に過ぎない

人気など幻想だ

そこに真理などない

知っていて何故そこへ向かうのだ

そこには何もない

進め

たとえそこが孤独な場所だとしても

文字を綴っていけ

書く事以外に道などない

語るなら既に口で語っているだろう

奏でるなら既に奏でているだろう

表すなら既に表しているだろう

つくるなら既につくっているだろう

そう…偶然ではない

必然だ

書いているのだから書いている

書くこと以外に道などない

愚かでもそれ以外に道はない

賢者は愚かさを知らず

愚者は賢者を知らず

愚かさは愚かさを自覚しない事にある

愚かである

実に愚かである

私は実に愚かものである

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