三つの月の姫君
 ひそ、とまた眉間にシワ寄せて青年に言った。


 そこで青年は軽く少女のように頷いて、


「あー、そう言う時期って割と長いことありますよねー。なあなあでどーでもいいって感じになるまでなかなか許せなくてねー」


「詳しいな、おまえ」


「って、父が言ってました。酔っぱらってぽろっと」


「お袋さんには黙っててやったのか……」


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