三つの月の姫君
「細いのに、よくまあこれだけ造りあげたな」

 
 と、多少の努力も認められないでもないのだ。


 青年はうれしかった。


 純粋に……


「おかげで女の顎ではかなわなかったようだ。よかったな。おまえの僧帽筋よ」


「はあ……」


 ミスターの言葉は、ときどき理解できない。


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