珍・うばすて山

捨てたろか

ウバ太は事情をおそるおそる話した

なるほど。年寄りの智恵は侮れんと、お殿様は60歳以上の年寄りを山に捨てるお触れを引っ込めたのであった

気をよくしたお殿様がウバ太の家のウバ子を含めた4のジーさん、バーさんをお屋敷に呼び、宴会を開いた

お酒が進むジーさん、バーさんたち・・・


ジーさんA:ぷはーっ久しぶりの酒じゃ。

ジーさんB:隣村のジーさんやバーさんも呼び戻すかの

ウバ太:どういうこと!?

ウバ子:実はの。今まで捨てられたジーさんやバーさんは、1週間ほど「うばすて山」に滞在した後、みんな隣村に非難していたんじゃ・・・

ウバ太:え!?・・・

バーさん:あ、あ〜っ!!うばすてや〜まの頂上は〜っあ、よいっよいっ

お殿様:・・・もう一回捨てたろか・・・こいつら・・・


という感じで、今まで捨てられたジーさんやバーさんは、みんな隣村から戻ってきた

年寄りの生命力には、すさまじいものがありましたとさ。チャンチャンっ
< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:4

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

珍・三匹のこぶた

総文字数/6,730

絵本・童話12ページ

表紙を見る
御退散

総文字数/18,204

ホラー・オカルト31ページ

表紙を見る
珍・赤ずきんちゃん

総文字数/6,429

絵本・童話12ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop