ホスピタル




ピンポーン。


「誰かな?」


「だめだよ梨愛でたらー。ママがお仕事でいない時は人が来てもでたらだめだよって言ってたじゃん!」



この日、この時間は
お母さんはお仕事でいなかった。


お母さんの言い付けは2人共全部守った。


だから扉を開けた日なんてこの3年間1度もなかった。



だけどこの日は、
この日だけは
なぜだか開けてしまっていた。


私の直感だったのかな。


だけど気付いたら
扉を開けていたんだ。


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