教育実習日誌〜先生と生徒の間〜

職員朝会が終わり、国語の竹森先生の所へ菫を連れて行く。


竹森さゆり先生、正確な年齢はわからないが、おそらく50代前半。


大変丁寧な授業をされる、ベテランの先生だ。


この学校の国語科では、一番面倒見が良く、頼れる先生だと思っている。


だから裏工作をして、わざわざ菫の教科担当教諭にとお願いしたのは内緒だ。



「安西先生、これから2週間、一緒に頑張りましょうね。

実は、実習生を受け持つのは久しぶりなのよ」


「よろしくお願いします!」



菫が元気よく挨拶をしている。


うん、俺の裏工作は間違っていなかった。



すぐ隣で、菫の親友である岩谷裕香が、指導教諭である音楽科の教員、岡崎先生に挨拶していたが……。


実は少し、気になっていた。


岡崎雅恵先生、またまた正確な年齢はわからないが、おそらく40代前半。


ちょっと癖のある人だ。


うちの学校の吹奏楽部がイマイチなのは、この人と生徒がうまくいかないから、という話が出るほど。


岩谷が何とか上手く機嫌を取れればいいのだが。


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