ピュリファイ:お金がない!
女の人は、[ユリ]で、あかちゃんを、二回、おろしたといっていた。

いまは、売りはやってなくて、でもそんな女の子たちに役に立つことをしている、といっていた。

「そのうちあなたにも声をかけるよ。

 ま、ほどほどにね。」

ゆりさんは、ウインクした。






あたしたちは、たぶん、心の友達になった。

たぶん、この人なら、大丈夫だ。

きっと、あたしと、同じだ。






[ゆり]さんなら、だいじょうぶだ。





あたしは、男の子に、笑いかけた。

「もちろん。おねえさんもいっしょで、いいよ。」

って言った。
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