ピュリファイ:お金がない!
「たぶん、フランス革命の、バスチーユ監獄とか、貴族の家に対する襲撃、みたいなもんだろ?

 貴族は、平民が貧乏になることに、直接、手を下したわけじゃない、かもしれない。

 でも、俺らの給料は安いし、税金は高い、生活は苦しい。

 何でだ?

 何で貴族は、金持ちなんだ?

 貴族が、俺らから、何もかも、取り上げてるからじゃないのか?

 とりあえず、あの監獄を、襲撃しよう。

 とりあえず、あの貴族の家を、焼いてしまえ。

 貴族はだれかれかまわず憎まれる。

 貴族は、次々に処刑される、みたいな。

 おれ、なんとなく、わかるよ。」

エージが、ため息をつくように、つぶやいた。

「あ。もちろん、トモちゃんは別だ。」

「あたりまえよ。親は、えらべないもん。

 あたしたちとは違う理由になるかもしれないけど、トモちゃんも、あたしたちと同じで、かわいそうよ。」

ユリさんが、つぶやいた。



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