騎士契約


「…間違っています

姫…あなたの為なら
我々は何度でも
自分の意思で戦います

血影が生まれたら
何度だって分からせる

だから姫一人戦うなんて
しないで下さい」



コクエンはステラの
手を掴んだ




「あなたの母君や父君は
どうなさるんですか!!
やっと手に入れた
家族の幸せなのに!!」


ダイは必死に
ステラに叫ぶ




「私達はあなたから
離れません
例え世界を敵にまわしても
あなた以外に
大切な物などありません!」



ルーンはステラを
抱きしめる



「ステラ…もうあなたを
失うなんて嫌よ
やっと出会えたのに!!」

王妃は泣きながら
ステラを見つめる



「お前はもう十分
責任を果たしたじゃないか!
どうしてステラだけに
重い運命を背負わせる!!」


国王は王妃を支え
一筋の涙を流した





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