もしも私がブスだったら。

魔性の女 ~杏里side~

「お母さん行って来ます!」



玄関の扉を開けるともう、別世界。

今日こそ、取ってやる!!



と心の中で誓った私、諸星杏里。自称、可愛い女。


取ってやるというのは、山乃春香という女から宮本君を取るということ。




高校3年になった時、私は喜んだ。

山乃と一緒だから。


今までは、一緒のクラスになる事も無かった。

だから一緒になる事で、色々と聞きだせる。



しかしなかなか取る事が出来ない。
頭の中の計画は今までもハズレ無しだった。



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