もしも私がブスだったら。
入って、イスに座ってメニューを見ていた。
「何にしようかな。」


すると、不良らしき男女5人が
店内に入ってきた。その中には、勇介もいた。



「・・・っ!?」



最初はただ、遊んでるだけだと思ったけど、

あれから一週間。



全然、デートの誘いは無かった。
さすがにおかしいと思った私は彼の元へ行った。



「ねぇ。」


「何。」


裏庭に呼び出した私は思い切って言った。


「あのさ、私たち付き合ってるんだよね?」


「そうだけど。それが?」

何よ・・・。その態度。

「それがって・・・。黙ってたけど勇介、あの不良たちとずっと遊んでるでしょ?デートも誘わないし。我慢の限界なんだけど!」





私は怒鳴った。限界だよ・・・。勇介。

「あっそ。じゃ、別れよ。」


え・・・。そんなに簡単に別れちゃうの?



「俺、別にお前のこと好きじゃないし。」



「じゃあ、何で?私と付き合ったの!?」


「ただ、お前が噂でお金持ちだって聞いただけだよ。じゃなきゃ、お前みたいな地味子、相手にしない。」


と彼は言った。アイツのせいで・・・。私は恋に落ちるのが嫌いになったんだよ。

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