もしも私がブスだったら。
次の日の放課後。私は、美亜先輩に頼んで誰もいない屋上に呼び出した。




ふぅ・・・。頑張れ!春香。自分自身に励ましていると、宮本くんがやって来た。

「宮本くん・・・。」
「山乃さん?」
「あの・・・。私・・・。」

ダメ・・・。逃げ出したい。でも、言え!!



「私、宮本くんの事が好きでした!」



言ったぁぁ(嬉)



へ、返事は?早く聞かせてほしい。

「え?マジで言ってる?」


「うん!付き合って下さい!」



私ってば、どこまで積極的なのよ・・・。

「俺も・・・。実は山乃さんの事が好きだった。」


「えぇ!?ほ・・本当に?」


「うん。」




やっほーい♪神様、どこまで私の見方なんですか?

私は、その後宮本くんに聞いた。この前、私が美亜先輩の家に言ったとき、本当に梨菜のことが好きって言う人がいたらしい。




宮本くんが赤面していたのは、私と話せて嬉しかったのもあるし、恥ずかしさもあったようだ。




なーんだそういうことね。



これからも、楽しい事が始まる。この人のすべてがもらえると私はこの時そう、思っていた。
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