彼氏はおとーと



賢斗はケータイを開いて、すぐに閉じた





「もう千秋は家にいるだろ?」


「・・・うん」


「行くぞ」


「・・・・・」






あたしは何も答えず、賢斗の後を追いかけた








「まだ泣くなよ」








賢斗は早足で歩きながらそう言った







・・・・・まだってことは







もしかしたら




これ以上辛いことがあるかもしれないの?







必死で涙を我慢した







*
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