アラーム高所
そぅ言い終えた和輝は、ちょっとだけ足早になった。




私は、そんな彼の背中を黙って見つめていた。






和輝…






やっぱり━━━…








やっぱり、大好きだ。





「和輝っ」



「何?」



「…私も今がすごく楽しぃ!!ぁりがとねっ」






和輝の優しさに



和輝の笑顔に



和輝の気持ちに





「…ゅり、顔赤いけど?」



「嘘っ?!!;;;」






和輝の全てに



“ぁりがとぅ”

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