アラーム高所

出会い…？

それからHRが終わり。



私は思ったより自己ｱﾋﾟｰﾙ（？）が出来なくて、1人落ち込んでいた。



その時、「じゃあ、荷物沢山あって持っていけないから、だれか手伝ってくれ━」



と先生。




皆、帰る気満々で身支度を整えていたので、“早く帰らせろ”と言わんばかりの圧力が伝わってくる。



でも肝心の先生には届いていないらしい。



「じゃあ━…」



明らかに“じゃあ今日の日直”と言いそうだったとぃうのに…




先生が再び口を開いたと同時に、窓から入る太陽の光が、先生の頭に当たった。



40代後半な顔に、あのﾊｹﾞ具合はどぅかと思う…




…むしろﾊｹﾞ過ぎｯ！！


その、素直に光りすぎた頭に気を取られ、一時その部分を睨むようにｶﾞﾝ見してしまった。



と、少しだけ目線を落としたら先生としっかり目が合った。