シーソーゲーム
泣きたいのはこっちだ、
僕は君を愛してる、命に代えてもこれだけは誓うと決めた。
そんな君を失いかけた今、僕はもう、命を棄ててしまいたい。
二人の間を流れる沈黙。
この重い空気に僕は押し潰されてしまいそうだ、心も体も。
「私…本当にあなたを愛してた。あなたに愛されて幸せだった、あなたとなら永遠を信じられる気がしてた、だけどやっぱり永遠なんて存在しないの…」
君はその場に膝をつく。
その細い肩を震わせて、呼吸を乱して、僕の目を見ない君の瞳。
そんな姿ですら何故か愛しく感じる僕は狂ってる。