また君に…
寮生活

☆部屋騒動





私達は学校に戻って職員室に向かった。


寮の鍵を取るため。

―――――ガラガラッ

「転校生の平野美優ですけど、
寮の鍵を取りに来ま・・・ってえええ?」

悠は勝手に職員室に入って行く
「かっ、勝手に入っていいの?!」
「へ?誰もいないのに」
「せ、先生とかは?」
「ああ。テストの時しかこねぇよ」
「・・・」
「はい。これだと思う」
「あ、ありがと」

私は鍵を受け取り、職員室を出た
「案内するよ。何号室?」
「うんと…3号室」

すると、悠が顔色を変えた
「今…何つった?」
「3号室?」

悠は青ざめた顔をして、職員室に戻った
「どうしたの?」
「その鍵戻せ」
「え?」

私はワケも分からないまま、鍵を戻した
悠はその鍵を元の場所に戻した
そして、鍵棚を見て、大きなため息をつく

「どの部屋も空いてない…」
「3号室は?」
「そこは危険だ…」
「え?」
「俺らの敵の族がいる」
「…マジですか」

じゃあ、どうすればいいの?
困るんですけど・・・。


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