また君に…

「っ!!!うるさいっ!!!」
「・・・」
「ご、ゴメン!!!瀧汰っ!!!」
「・・・」

私達はジャレ合い(!?)ながら、朝を迎えた

「…クシュンッ……」
でも、やっぱり、秋なだけあって、寝巻きで外は寒い……。

「大丈夫か?」
「…う、うん…クシュンッ……」
「馬鹿。
くしゃみしてんじゃん。…ったく…」
「ワッ!!!」
瀧汰に手を引っ張られ、抱きしめられた

「これなら大丈夫だろ」
「…っ////」

瀧汰の大きな胸から温かさが伝わってくる

恥ずかしいけど、嬉しい。

「何赤くなってんの?」
瀧汰が私を見て意地悪く笑ってくる

それも、力ッコ良くて胸が高鳴る

私は咄嗟に顔を逸らし、うつむいた


「…美優」
瀧汰の愛しい声が聞こえる

「な、何?」
緊張して、声が裏返った
そんな私を見て、瀧汰は笑ってる


…多分
私の顔は、ヤバい事になってるだろう。

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