恋愛をしてはいけない訳



「どっか広い公園で呑もうぜ!」

先輩が車の窓を開け言う。



車は2台来て居て
中からたくさん男の人が出て来た

ざっと10人くらい。


そしてスーパーのカゴ
いっぱいに積まれたお酒。



失恋したばかりとあって
あまり絡もうとは思わず
永久と少し離れたところに居た。


宏美と美奈は先輩たちと
盛り上がっていて
とても楽しそうだった。



永久と2人で話していると
3人くらいの人が寄って来て
アドレスを聞いて来た

その場の雰囲気もあり
ノリで赤外線を交わす。



盛り上がってる方に
混ざろうと行ったら
通報されたのか警察がぞろぞろ来た。


私の家は厳しいので
ヤバいと思い永久と逃げたら
一人の金髪で見るからにチャラいやつも
一緒に逃げて来た。


絶対チャラい
第一印象はよくなかった。



それから移動することになった

車が足りなくて
もう一台追加で来た。

その人はシラフなので
安全だと思いその人の車に永久と宏美と乗った


美奈は宏美の好きな先輩と
同じ車に乗って居て
宏美が不機嫌なのはすぐにわかった。



音楽をガンガンにかけ
行った先は海。


少し風邪が冷たかった



「寒くない?」


と何気なく呟いたら
さっきの金髪のチャラそうな人が
近づいて来てスカジャンと呼ばれる龍の絵がかかれた上着を

「はい」

と一言言って
貸してくれた。


着るとぶかぶかだけど
すごく着心地がよかった

素直にいい人だと思った。




宏美はまだ不機嫌で
美奈が完璧に浮いていた

帰りは宏美は先輩の隣をキープ

笑顔が無邪気過ぎて
とても可愛く見えた。



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