いとこ彼氏






大好きな姫の声らしきものが聞こえた


『ひっ…ひめぇ…』


バンッと扉を開けて姫と思われる人物に抱きつく。


『やっぱり那智じゃん。何国語サボって泣いてんだよっ。』


飛び込んだ人物はやっぱり姫で、やっぱ親友っていいなって思った。



『うっ、……ふぇぇっ…姫ぇっ…』


『はいはい。聞いたげるから鼻水拭いてっ』



そう言ってティッシュを差し出す姫は私のお母さん的な存在。

姫がいないと生きていけないっ!!


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