狼くんと放課後LOVE(仮)

「なに言ってんの?莉子はなにも悪くないよ」


美穂は明るい声で言うと肘であたしの腕を小突いて笑った。


その笑顔が強がりの笑顔だと分かっていても、あたしはやはり何もこれといって気の利く言葉なんて言えなくて


美穂と一緒にスッキリと晴れた秋晴れの空を眺めながら笑った。



空には、筆で描いたような真っ白な飛行機雲がスゥーと東の空へと伸びていた。




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