Memory with you〜陽はまた昇り繰り返して逝く〜
第1章

幼なじみ

「ねーねー早く起きなよー!」


僕の布団の上に誰か座っている。


「ぅ゛ーう゛ー死ぬー・・・。
って佳菜・・・?!なんでお前がここにいるんだよっ!」


「なんでっていちゃ悪いわけ?
昔は結婚して毎日起こしてって言ってたくせに〜。」


めんどくさそうに布団から降りる彼女は僕の幼なじみだ。


「ー・・・!
んなの昔言ってた事だろ!」


そう言うと僕は布団を頭から被った。


「入学式遅れても知らないよ〜。」


佳菜はそう言って部屋を出て行った。
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