Memory with you〜陽はまた昇り繰り返して逝く〜
第2章

契約の代償

夏から秋の匂いに変わる瞬間。


引き締まった空気に漂う哀愁。


僕はそんな秋が大好きだ。


高校一年生の秋、僕は死ぬはずだった。


死神のリアンとの取引によって生き返ることになった僕を待っていたのは大切なものを失うと言う代償だった。


生き返るのだからどんな代償でも安いものだと思っていたが、僕にとっては辛く悲しいものだった。


その代償と言うのが・・・。
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