Memory with you〜陽はまた昇り繰り返して逝く〜
今日、僕は佳菜の家に遊びに来ている。


「陽介君すっかりいい男になっちゃって!
佳菜にはもったいないくらいね!」


僕の目の前にコーヒーを置くと嬉しそうに佳菜を見る。


「もぅ、お母さんったら!」


「でも、小さい頃言ってたことが本当になるなんて、ねっあなた!」


「ん?そうだなー、どこの馬の骨だかわからんやつに娘をくれるよりはいいかー。」


「もぅ、素直じゃないんだから!」


佳菜のお母さんとお父さんはさっきからそわそわした感じだが、僕たちふたりは顔を合わせてその光景に微笑んだ。
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