Memory with you〜陽はまた昇り繰り返して逝く〜
「ねぇ赤ちゃん女の子なんでしょ?
名前もう決めたの?」


「うん!陽介の陽に佳菜の菜で陽菜!」


見上げると真夏の白い雲と青い空が広がる。


陽介・・・私強くなったよね・・・?


だから見守っててね・・・。


う゛っ・・・。


「どうしたの?!」


しゃがみ込む私に声をかける三咲。


「お腹痛い・・・。」


「産まれるのか?!」


「信二!救急車!!」
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