イケメン学園~秘密の甘い恋~

「大丈夫だから。」


「大丈夫なんかじゃないよ。あたし、これ以上大事な人を失いたくないよ。」


「優那・・・・。」


静かな空気になった。


「優那・・・あんたは寮に入っていろんなことを学んだみたいだね。」


そうだよ。

こんなこと言えるようになったのも、みんなのおかげ。


「お母さんがいなくて寂しい?」


「少し、寂しいかな。」


「それはきっと愛をみんなからもらっているからだね。愛をもらうほど、人は1人になったとき寂しくなるよ。」


「そうかもしれないね・・・・。」


「優那、寂しいときは寂しいっていうんだよ?あなたには、仲間がいるから。」


「分かった・・・。」

< 284 / 425 >

この作品をシェア

pagetop