蜜に恋して



「あと林崎くんじゃないっていつもゆってるだろ?なぁ蜜?」


「よ、ようくん…。」


「"くん"もいらんけどな。80点合格やな。」



にこっと笑顔に、くしゃっと撫でられた頭に体が熱くなった気がした。
その隣で何を見つけたのかユキナはニヤッと笑っていた。



「…ユキ何笑ってんの?」

「さぁ〜?」



廊下から陸が蜜のことを見ていたとは、蜜が知るよしもなかった。




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